サーバー保守とは?運用とは何が違うのかてってい解説!

サーバー保守とは?運用とは何が違うのかてってい解説!

普段、何気なく見ているWebサイトやメールの送信機能。でもこれらのサイトを運営している会社や人は、問題なく動くようにサーバーやシステムの管理を行っています。日常生活ではあまり気にしていない方も多いですが、安定的にシステムを稼働させるためにはサーバーやネットワークの保守と運用管理が必要不可欠なのです。サーバーの保守と運用は一緒にされがちですが、厳密に言うと違います。そこで今回は、サーバーの保守と運用の違い・保守はどうして必要なのか・保守の種類や内容について徹底解説いたします。

サーバー保守とは? 

サーバーの保守とは、サーバーが問題なく稼働するように、定期的にメンテナンスを行うことやトラブルがあったときに対応することです。具体的にはシステム障害やパソコン機器の故障対応業務などを行います。

サーバーの運用とは?

サーバーの運用とは、サーバーが問題なく稼働するように、システムに不具合が生じないよう、日常的に監視することを言います。アクセス集中の対応やバックアップ、システムの最適化が主な業務で、システムが停止しないように管理します

「運用」と「保守」の違い

保守も運用もどちらも問題なくサーバーが稼働するようにという目的は同じです。保守は守るという言葉の通り、何か問題があったときの復旧作業などで、運用は日常的に問題が起こらないようにメンテナンスなどを行い、管理するという違いがあります。また、運用は毎日のことですが、保守は何か問題があったときなので、突発的な対応になります。

サーバー保守はなぜ重要なのか

サーバーの保守はどうして重要なのでしょうか。ここからはサーバーの保守の重要性について、お話しします。サーバーの保守が重要な理由は3つあります。

業務を停止させないため

サーバーの保守が大事だとされるのは業務を継続させるためです。ECサイトを運営していて、サーバーのダウンやシステム障害が発生したらどうでしょうか。サーバーダウンで事業活動がストップし、売り上げに大きな影響を与えます。サーバー保守はサーバーダウンを防止、もしくはダウンしてもすぐ復旧して、業務を停止させないために必須です。

サーバーダウンによる信用を損なわないように

サーバーがダウンしたら売り上げに影響を与えるだけではありません。例えば、ECサイトで商品を買いたい顧客がサーバーダウンで商品を買えなければ、信用問題にも関わります。サーバーがダウンしても、すぐに対応し、対応も良ければ、大多数の信用を失って顧客が0になることはないと思いますが、すぐに対応しなければ、そして良い対応をしなければ、信用を失い、売り上げや業務に大打撃を与える可能性もあるかもしれません。システム障害が発生し、Webサービスがストップした場合も、新規顧客の獲得チャンスを逃して、既存の顧客を失うことになり、業績に支障を与える原因となります。顧客の信用のためにもサーバーの保守は必要です。

セキュリティのため

セキュリティのためにもサーバーの保守は必要です。技術の発展にともなって、不正アクセスなどのセキュリティを脅かす存在も、高度かつ多様化しており、サーバーのセキュリティは様々なリスクが伴っています。このような不正アクセスから情報漏洩が起こりうる可能性もあります。情報漏洩は社会的信用を失い、損失が大きい上に、損害賠償を支払わなければならなくなります。このようなことを防ぐために、サーバーを監視し、セキュリティ対策を行う必要があります。

サーバー保守対象の種類

サーバーの保守を行うのは、サーバーの機器自体やハードウェア、OSやアプリケーションなどのソフトウェアなどです。保守が行われるサーバーは5種類あります。

保守が行われるサーバーの種類

●Webサーバー
WebサーバーはWebブラウザから顧客の要求で、HTMLや画像ファイルなどを送信するコンピューターです。顧客が利用する端末のWebブラウザにWebサイトを出すために用いられています。


●メールサーバー
メールサーバーは送信の「SMTPサーバー」と受信の「POP・IMAPサーバー」で、送信と受信でサーバーが分かれているコンピューターです。ネットワークを介して、Eメール の送受信を行うために使います。


●ネームサーバー
IPアドレスとドメイン名を変換したり、関連付けたりして、管理をするコンピューターをネームサーバーと言います。別名は「DNSサーバー」で、WebサーバーのIPアドレスの特定やEメールを受信するときにパソコンを特定するといったときに使われます。


●ファイルサーバー
さまざまな種類のファイル保管・共有に特化したコンピューターがファイルサーバーです。LAN接続で社内ネットワークを構築し、組織内でのデータ共有に用いられます。


●データベースサーバー
データベースサーバーは構造化されたデータを保管する「データベース管理システム」が動いているコンピューターのことを言います。


ハードウェアの保守

ハードウェアは、パソコンやハードディスク、サーバー機器やネットワーク機器などの物理的な情報機器を言います。ハードウェアの保守はこういった機器類のメンテナンスを行うのが役割です。また、サーバーはマザーボード・CPU・メモリ・グラフィックカード・ドライブ・光学ドライブ電源などから構成されていて、問題が発生したときは、これらのパーツをチェックし、修理対応や復旧作業を行います。

ソフトウェアの保守

ソフトウェアはコンピューターを動かせるプログラムを記述したデータのまとまりのことを言います。ソフトウェアの代表的なものはOperating System、通称OSと言い、コンピューターのオペレーション制御やアプリケーションを動かします。ソフトウェアの保守はソフトウェアの障害やバグといった不具合の補修、システムの運用形態や適している業務などの環境変化への対応などです。

通常時のサーバー保守の内容

通常時のサーバー保守の仕事内容は4つあります。

定期的なメンテナンス

基本的なシステムやWebシステムを安定的に動かすためには、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。保守なので言葉の定義から言うと、問題発生時に修理・復旧作業するのが本来の仕事内容ですが、安定的に稼働させるためにメンテナンスを行い、予防措置をとることも保守の大事な仕事の1つです。ハードウェアであれば、情報機器の点検・修理・交換などを行い、ソフトウェアであるなら、データ整理やリスタート等を行い、コンピューターやサーバー機器などのITインフラすべてをメンテナンスします。

システムのアップデート

ITシステムのアップデートやバージョンアップを行うことも保守の業務で重要です。ITシステムは機能の向上やセキュリティを強化、バグを修正などのために定期的にアップデートをする必要があります。同じアップデートでも、OSやファームウェアなどは保守に分類されますが、セキュリティパッチの更新は運用管理に分類されることが多いです。

パーツの確保と整備・交換

物に寿命があるのと同じで、ハードウェアを構成しているパーツ機器たちにも寿命があります。精密機器なので、常に故障の可能性を抱えていて、各部品の装着基盤のマザーボードは5年くらいでダメになると言われています。マザーボード自体がダメになるかと言えば、そうではなくて、5年を過ぎるとマザーボードに取り付けられる電解コンデンサーが故障しやすくなる、ということです。電解コンデンサーが故障すると、電源が入らない・動作が不安定といった状況に陥ります。このようなことを防ぐために、交換用のパーツを確保し、交換しなければなりません。古い製品を利用していると、パーツが入手困難なため、パーツの確保はとても大事な仕事になっています。

バックアップの計画(作成も)

問題や障害発生時に備え、バックアップを定期的に行っておくのも保守の役割です。バックアップの仕事に関しては、企業によって、保守と運用管理に分かれる場合もあります。本来ならバックアップの実行のみが保守の仕事で、厳密に言うとバックアップスケジュールを決めるのは運用管理の仕事ですが、保守の仕事だと言っている企業もあります。

問題発生時のサーバー保守の内容

サーバーダウンやシステム障害などの問題発生時におけるサーバー保守の仕事内容は4つあります。

原因の解明

サーバーのダウンや、システム障害が発生したら、すぐに原因を特定しなければなりません。復旧するのに、どうしてなのかという理由がわからないと直すことができません。サーバーがダウンすると事業活動そのものが停滞するため、的確&迅速な復旧が必要になってきます。バグや不具合が発生している原因を究明するためには、ハードウェアやソフトウェアの知識だけでなく、情報セキュリティやネットカームに関する知識が求められます。

サポートへの連絡

サーバーの保守・運用管理でサポートサービスを契約しているのなら。連絡して保守業務を依頼することも重要な役割です。システムの復旧が長引くほど、事業活動が長引いて、損失も大きくなるため、可能であればサポートを利用し、最速での復旧を目指すべきです。    

ハードウェアの交換

発生した問題や障害がハードウェアにあるときは、部品の交換、もしくはサーバー機器そのものを交換しなくてなりません。サーバーを構成している部品には寿命があるので、いくら定期的なメンテナンスを行っていても、常に故障のリスクがあります。事業を停止させないためには、理想は寿命が来て壊れる前に交換するのがいいとされています。

バックアップを復元する

システムの修復が難しいときの最終手段がバックアップしていた物から復旧させる方法です。システムはハードウェアやソフトウェアの障害が原因で使用できなくなることもあります。何らかの問題によりシステムが停止し、データやファイルがなくなった場合はバックアップから復元をします。

サーバーの保守費用相場はいくら?

サーバーの保守にかかる費用はいくらくらいなのでしょうか?サーバーの保守費用は、システムの規模、依頼する範囲や企業によって、大きく変わってきます。またサーバーの種類が自社内運用のオンプレミスサーバーなのか、インターネット上の仮想サーバーを使うクラウドサーバーかによっても変わります。

オンプレミスサーバーの保守費用相場

オンプレミスサーバーは自社でサーバーを設置・構築し、保守・運用管理を行うことを言います。自社で構築を行うので、欲しい機能をカスタマイズし、自社に特化した物を作ることができるメリットがある反面、初期費用や構築に時間がかかるというデメリットがあります。

オンプレミスサーバーの保守の費用はサーバー構築費用の10~20%が相場だと言われています。これはサーバー構築時のベンダーや代理店に保守を依頼したときの相場です。一般的な企業の規模であれば、サーバー構築にかかる費用は10~50万ほどです。仮に構築に50万かかったとして考えると、月5万円程度が保守費用の相場です。

クラウドサーバーの保守費用相場

クラウドサーバーはサーバーをインターネット上の仮想空間で保有し、システム構築もインターネット上で行うものです。初期費用は無料の物が一般的で、低コストで始めることができますが、デメリットとして、オンプレミスサーバーよりもカスタマイズ性は劣ることがあげられます。保有するクラウドサーバーによっては、カスタマイズ性が高い物もあるようです。

クラウドサーバー費用の相場は月3万円~です。クラウドサーバーの場合、仮想サーバーなので、サーバー機器など、物理的なハードウェアの管理はないです。また、アップデートもクラウドサーバーの提供元が行ってくれるので、オンプレミスサーバーのように、機器の管理などの手間がかかることはありません。

まとめ

今回はサーバーの保守と運用管理の違い・保守の必要性・保守の仕事内容・保守費用の相場についてご説明しました。サーバー保守・運用に関してお悩みの方はぜひ弊社キャレットにご相談ください。24時間・365日の障害監視などもお客様のご要望に合わせて行っております。お電話やフォームからお気軽にお問い合わせください。

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